◇本町の家
◇家族構成: 夫婦
◇所在地:長野県佐久市
◇用 途 : 専用住宅
◇構 造 : 木造
◇規 模 : 平屋建
◇床面積: 137.00平方メートル
◇竣 工 : 1998年
■外部仕上げ
屋根:日本瓦葺き
外壁:軽量モルタル下地シックイ塗り
一部板張り
■内部仕上げ
天井:唐松板張り
壁:珪藻土塗り
床:(県産材)松フローリングt=30o張り
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この家は地球にやさしい住まいをテーマにつくられました。
ご主人は以前、水に関わる仕事をされていて、水・太陽からの恵みなど、できるだけ自然を利用した生活がしたいとの思いがありました。第一に化石燃料を使わない生活を考え、太陽と深夜電気を利用し、地球や環境にやさしい家をつくることになりました。
一番検討に時間を要したのが暖房で、すぐにイメージされるのが「オール電化住宅」ですが、いざ検討してもなかなか気に入った方法がありませんでした。そして、いろいろ模索した結果、深夜電力で90度の温水を作り、各部屋に放熱パネルを配置することにより床暖房をする方法でご主人に納得していただくことができました(一般の蓄熱暖房器では温度調節が難しく、場所も取る欠点があります)。 ただ、2500Lという量の貯湯槽が必要でタタミ1帖分のスペースが必要です。この方法は、深夜電気割引も大きく、末端のパネルは温度調整もでき、また途中から熱交換で浴室・キッチンの給湯にも使え一台二役の機能があります。
他に、太陽光利用で太陽光パネル(5kg)を設置し、昼間の電気は余裕があり売電をしています。あと雨水を貯めて散水・トイレの排水に利用しています。
今でも、時々建て主さんの所にお邪魔して、暖房のこと・太陽光パネルの利用効果等についてお伺いしています。大変貴重なデーターをつくられおり、細かなデータについてはここでは書ききれませんが、イニシャルコストは現在ほとんどかからず、(−)になるそうです、詳しい説明はいつでもOKだそうです。
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外観(南面): ソーラーパネルが載る |
玄 関 |
ホール |
リビング・ダイニング |
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玄関(内部) |
寝 室 |
雨水利用装置 |
2500L貯湯槽 |
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