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 この「監理」という言葉、聞きなれない言葉ですよね! 普通、カンリというと「管理」と書きますが、この「監理」とは、何かをする時に、監督、管理することを言います 。

どんなに素晴しい設計図ができ上がっても、工事が設計図書通りに行わなければよい家を手に入れることはできません。そこで設計事務所は施工会社とは別に建築主の立場に立った現場監理を行います。
主な内容は設計図書通り工事が進められているか、また必要であればより詳細の指示や施工方法の具体的な方針に関する承認、工事のスケジールが適切に進んでいるか、万一現場で問題が生じたり変更が必要になった場合には、設計意図に沿った解決がなされるよう建築主や施工会社と協議し指示をします。
また、定期的に現場に出向き、監督員と打合せをして監理業務を行います。現場の打合せには、仕上げ材などの決定等必要に応じて建築主の方に立ち会っていただくこともあります。


 ◇主な監理業務の内容とその流れ
・見積り依頼 複数の施工会社に見積り依頼
・見積書検討 見積書検討、場合により予算調整のため、再見積り等の調整
・施工会社の決定 建築主と設計事務所は見積り金額及び会社内容等検討の上施工会社の決定をします
・工事契約書 工事契約書のチェック及び建築工事契約立会い、工程表の確認
・丁張(地縄)の確認 建物位置、地盤レベルなどの確認
・地盤調査 地盤調査通りの地盤かの確認
・基礎工事 コンクリート強度、配筋検査、アンカーボルト等の確認
・木工事 木材、耐震金物の設置、筋交い・構造用合板等の確認
・屋根・外壁  指定材の確認、下地材(防水材)の確認
・その他の業務 内装(床、壁、天井)外装材(屋根、外壁)、金属建具、木製建具、造作家具、電気設備工事、照明器具、給排水衛生設備、衛生器具、冷暖房設備工事に関する打合せ、承認、検査、その他必要業務、
・現場立会い  各工程毎に現場にて検査及び確認
・工事完了 設計事務所による完了検査、監督官庁への完了申請の提出及び立会い、建築主さんとの最終検査
・引渡し 最終支払いの承認、追加変更工事にともなう工事費増減の検討