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 設計を開始するにあたり、まとめておくべき事についてお話します。
 ◇1.要望・条件の整理
まず、自分たちが、これから建てる家でどんな生活をしたいか、どんな広さのどんな部屋や設備がほしいか、敷地の周りの環境をどう生かしたいか、車を何台駐車させたいか、将来どんなすみ方を希望するかなど、家族の要望を整理してみましょう。
実現したい形・デザイン、空間のイメージ、使ってみたい素材があれば、メモしておきましょう、はっきり表現できないことはそのまま記録しておきましょう。
現実には限られた予算や敷地などの条件があり、実現できないこともあるかと思いますが、まずは一度すべての要望を書き出してみましょう。
自分たちにとって本当に大切なものは何か、最低限満たしたい条件は何かなど家庭内でしっかり話し合い、それからの順序づけをしておくことも大切です。
生活の仕方に重点を置く人、形や空間に重点を置く人など様々です、その優先順位がその家族の個性となり、出来上がった住宅のオリジナリティーになります。
 ◇2.予算の整理
設計事務所と住宅を建てることは、一定の予算の中で、最大の魅力をもつ空間を実現する、ということに他なりません。
予算によって、プランニングの方針も変わってきます。
建て主の予算が定まっていないと、設計を進めていく上での手がかり(根拠)を失い、設計を進めていくことが困難になってきます。
掛けられる総予算から、土地の費用・住宅ローンを組むための費用・解体工事費など住宅以外にかかる緒費用を確定し、これを差し引くと、住宅そのものに掛けられる費用がわかります、設計事務所のアドバイスをうけながら、まずは予算の目安を付けましょう。
 ◇3.スケジュールの整理
予算と同時に、スケジュールについても整理しておく必要があります。
まずは設計の開始から、工事の完了までの概略の工程を、設計事務所から聞き、理解しておきましょう。これに基づいて、必要な準備の心積もりをします。
スケジュールは設計監理料や工事費の支払いの時期とも関連します、どの時期に行くらのお金が必要なのか又それを自己資金で支払うのか、それとも融資で補うのかなど、設計事務所や金融機関の担当者と十分話し合っておきましょう。
特に融資の資金から支払う場合は、融資が下りる時期を前もって確認しておく必要があります、これらの整理を設計がスタートする前に行い、後はスッキリした気持ちで思う存分に家づくりを楽しむことが大切です。