工務店選びのポイント
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◇所在地 |
工務店の所在地が、住宅の建設地に近いことはポイントです。
あまり遠くない方が施工も比較的無理なく進めることが出来、竣工後のアフターサービス、メンテナンスも気軽に頼むことが出来ます。
特別な理由がある場合を除き、近場の工務店を選びたいものです。。
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◇得意分野 |
工務店によって扱う建築の得意分野があります。
まずは住宅を扱い慣れていることが必須条件ですが、その住宅が、木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造・それらを組み合わせた混構造であるかなど、それを得意とする工務店を選ぶことが大切です。
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◇工事金額 |
もちろん、予算内に収まっていることは大前提ですが、ただ工事金額が安いということだけで、工務店を決めてしまうことは失敗のもとになります。
できればプロの目でお客様の立場で見てくれる設計事務所と一緒に、担当者の説明を受けながらその見積り内容や金額が適正であるかどうかを確認します。
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◇技術力 |
良い家を建てるには、何といっても技術力の優れた工務店に依頼することが必要です。
特に設計事務所が設計した家を建てる場合、工務店のあるレベルの技術を要する場合もあります。その工務店が今までにどのような仕事を行っているかを確認する必要があります。
過去に設計事務所と仕事経験のある工務店ならば、比較的安心ですが、その工務店が建てた住宅を実際に見せてもらい、そこの住人から話を聞いてみると色々わかります、評判の良い工務店を選びたいものです
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◇保証(建築途中) |
建築途中の保証は、有料で保証に入るか、「出来高払い」に近い支払をすることでリスク回避するかの選択になります。
※工事中の、工務店の倒産が心配になりますが、その工務店の経営状態まではつかみ難いのが現実です。
1.「住宅完成保証制度」の利用
財団法人住宅保証機構が扱う住宅保証制度を利用することができます。
この場合、工務店は「住宅保証機構の登録業者」である必要があり、2タイプの保証があり、そのための費用が発生します。
2.「出来高払い」に近い支払をする
契約時、工事の支払いを出来高払い(現場での進行状況により支払っていく方法)に近い金額を支払っていく契約をすると万一の場合被害を最小限に抑えることができます。
例えば、契約時の支払いを5〜10%に抑え、残額を1/3ないし1/4回毎で支払う契約とすれば、出来高払いに近い支払い方法をとります。それなら、工務店側も材料を仕入れるなどには支障がないので、受け入れやすいようです。
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◇保証(建築後) |
保証には以下の2つあります。
1.「品確法(品質保証)」
新築住宅における構造耐力上主要な部分(構造躯体)と雨水の浸入を防止する部分について10年以内に欠陥が発見された場合、工事請負人は無償で補修する等の責任を負う」と定められています。
※個々の請負契約で異なる定めをしていても、この規定が優先されます。
2.「住宅瑕疵担保履行法」
2009/10月以降の住宅の引渡しについては「住宅瑕疵担保履行法」が施行されました。
これは、様々な事故から新築住宅を保護することが目的で、工事請負人に資力確保が義務付けられ、「供託金」または「住宅瑕疵担保責任保険」に加入が義務化されました。
※「住宅瑕疵担保責任保険」とは、10年以内に構造耐力並びに雨水の浸入等の欠陥が発見されたときに、工事請負会社が倒産等で瑕疵の補修が出来なくなった場合でも、保険から保険金の支払いまたは保証金の還付により必要な費用が建築主に支払われる制度です。
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